二足亭三文の「らくご者(モノ)の日常 -化け物使い-」

いや、もう期待大ですよ。今から興奮しますね、特撮ファンとしては。

そう、言わずと知れた2016年公開予定の庵野・樋口コンビによる日本版ゴジラです。

このニュースを知った時は、4月1日配信という事もあり、てっきり嘘だと思っていましたが、そうじゃないと言う事で欣喜雀躍、桂雀々。

WOWOWでは今月からゴジラ特集が始まる事ですし、今からゴジラ感を盛り上げて楽しみにしています。


ゴジラと言えば、4月24日には新宿に現れるようですね。もっとも首から上だけですので、ちょっと物足りませんが。大都会のビルの合間にちらりと見えるゴジラも風情があっていいかと。何の風情かはわかりませんが。


庵野・樋口版ゴジラの内容がどんなものになるかはわかりませんが、きっと原点回帰して、ゴジラは破壊王になると思います。


それはそれとして楽しみにですが、あくまでらくご者のブログでは、勝手に三文版の新ゴジラを妄想してみます。

あの日から9年の歳月がたっていた。復興が進み、震災の悲惨な記憶が薄れつつあったが、大きな問題があった。それは人類の英知の象徴だったはずの建造物。膨大なエネルギーを生み出し、3.11の事故で大きく破損した建造物の底に溜まっている大量のエネルギー源を取りだすための作業が最も難しい段階に入りつつあった。

しかし、人類はまだ気づいていなかった。底にたまっていて燃料棒のエネルギーの影響が地中深くまで及び、ついにはある怪物をすでに目覚めさせていた事を。

予兆はタンカーの沈没であった。そこから福島沖から南下するように連鎖的に船の沈没事故が相次いだ後、ついに、それは東京湾に姿を現した。

そう、「ゴジラ」が66年ぶりに現れたのである。

「ゴジラ」は東京湾からお台場に上陸し破壊の限りをつくし始めた。

時を同じくして、建造物の解体から大量に出る低レベル放射性廃棄物を埋めたてるための候補地の調査中に偶然発見され、地中深くから掘り出そうとしている物があった。

それは、一万年以上前の超古代文明の残滓とその守り神である朱雀と玄武であり、古代生物学の権威、伊藤博士によって、「イリス」と「ガメラ」と名付けられた巨大人造生物であった。しかし、あまりの巨大さゆえに掘り出す方法がなく、途方にくれていた時に、まるで「ゴジラ」の上陸に呼応するように、この二匹の古代生物に微かだが生体反応が現れた。


一方、まるで「ゴジラ」の脅威を予測するかのように、密かに進められていた二つプロジェクトがあった。一つはオリンピックの公式スポンサー、トヨタ・パナソニック連合が開発した100m超の巨大パワードスーツ、その名も「大魔神」。そして、このパワードスーツを着るのは和田アキ子。

もう一つはホンダ・ソニー等の日本のロボットメーカーが中心となって作られた超巨大ロボ、汎用人型決戦兵器「メカゴジオン」。

「メカゴジオン」は、その能力を最大限発揮できるように、男女のペアで運転するWエントリーシステムで作られていた。そして、そのパイロットに選ばれたのが、落語界の特撮の巨匠、林家しん平と、霊長類最強と言われる吉田沙保里であった。

お台場から上陸し、自衛隊の防衛線を楽々と突破する「ゴジラ」。湾岸警察署やフジテレビを破壊し、レインボーブリッジも放射能熱線であっという間に溶解し尽くした。


お台場から浜松町に上陸した「ゴジラ」は、銀座の時計台と東映ビルと映画館のなくなって義理を感じなくなったかマリオンビルを徹底的に破壊し、そのまま、永田町へ向かい国会議事堂を破壊すると、自衛隊の主力部隊を投入した市ヶ谷の屯地も破壊し尽くし、その成果の余韻を反芻するように、ゆっくりと新宿の都庁へと歩み始めた。


急遽、編成されたG対策本部が、「ゴジラ」を迎え討つために選んだ防衛最終ラインは新国立競技場。2020年のオリンピックを目前に、新国立競技場を舞台に、ついに「ゴジラ」と人間の英知とがぶつかり合う!!しかし、「ゴジラ」の圧倒的破壊力の前に後退を余儀なくされる「大魔神」と「メカゴジオン」。「イリス」と「ガメラ」を目覚めさせ、首都防衛の支援として利用しようとする伊藤博士。しかし、それがさらに大きな禍を呼び起こす事になる。

さあ、「ゴジラ」の破壊力の前に人類は屈するのか!それとも、「ゴジラ」を倒すと事ができるのか!「大魔神」と「メカゴジオン」「イリス」「ガメラ」が大バトル!2016年夏!特撮映画の新次元を体験せよ!


誰がするか!