二足亭三文の「らくご者(モノ)の日常 -長屋の花見-」

高松の旅からしばらく経ちますが、今だ余韻でうどんを続けて食べています。

特に、気に入って食べているのが「かまたま

。かまたまを食べながら、ふと、うどんをパスタに変えて、こくを増すために少しクリームを垂らして、さらにイタ飯の塩気の基本であるベーコンを炒めて加えれば相当おいしいパスタになるぞ!と思いつきました。これを、そうだな・・・ネーミングは・・・ボルカ、違うな・・・ナボカでもない・・・そうだ!カルボナーラと名付けて売り出せばヒット商品間違いなし!

それだけじゃない。うどんの代わりにごはんに生卵をかけ、醤油を少し垂らしてTKGと名付けて売り出せば、これも大ヒット間違いなし!

などど、バカな事を考えている今日この頃いかがお過ごしですか。


しかし、この連載もなんだかんだの藪の蕎麦で二十二回ですよ。

秋に連載を始めて、もうすぐはーるですねえ、ちょっと気取ってみませんか~♪てな具合で、もうすぐ春ですよ。と言うかもう春ですよ。

この原稿を書いている時点で、井の頭公園の桜も、早い枝は1分咲って感じです。桜のつぼみも、早く咲きたくて咲きたくて、うずうずしてる感じが漂ってきております。

はっ、さくらと言えば・・・向山庭園のさくらまつり。三月二十八日の十二時から私も出演する「さくらまつり 文化発表会」がありました。出来はどうかというと、多分、春の陽気でお客様も浮かれて大爆笑だったに違いありません。と遠い目をしながら、そう思う事にしております。

まあ、それはさておき、やっぱ気分はもう花見ですよね。

是非、EVA関係者で花見がしたいですね。美女侍らせて。もっとも、美女からみれば珍獣のペット従えての花見になるんだろうけど。

折角、花見をするなら東京の花見の名所、上野でしょうか?

RADIO EVAのメンバーは中目黒を中心に活動をしているので、花見と言えば目黒川が中心ですが、らくご者としてはやはり江戸の桜の名所、上野がいいですね。ソメイヨシノの原木もあるぐらいですから。その上野には、桜が咲いている時期には行った事があるのですが、花見宴会まではした事がないので、是非、花見宴会をやりたいですね。


花見は日本の文化の代表ですので、当然、落語にも花見はでてきます。落語における花見と言えば、まずは「長屋の花見」、姉妹編の「長屋の仇討」あたりが思い浮かびますが、他に「百年目」とか、「花見小僧」とか、上方では「天神山」とか。アニメーション作家の山村さんがアカデミー短編アニメーション部門で受賞した「頭山」なんてのもありますね。あの話は上方が発祥だけあって、相当シュールですよね。最後、頭の上に生えた桜の木を抜いた後にできた池に身投げするなんてのは、まさに、ゴルディアスの結び目ですな。

とここまで書いているうちにプロ野球が始まりましたよ。広島カープはと言うと、日曜日には予定通りの黒田選手が登板して、7回無失点という貫録の滑り出し。ヤクルトとの開幕三連戦を見る限り、前田と中継ぎ陣や抑えの出来が少しばかり気にはなりますが、この後、投手の調子もあがり、エルちゃんが戻れば間違いなく優勝でしょう!


とプロ野球にうつつを抜かしてたら桜は満開ですよ。だから嫌なんですよ、インターネットの即時性は。

ぼやいていてもしょうがないので、今日は善福寺公園に昼食を兼ねて花見に行ってきました。陽気も5月のGW並みという事で歩いていても日差しが暑いぐらいです。夏が近づいて来て、EVAの季節が近づきつつあるなあと・・・

そう言えば、シンちゃんたちサードチルドレンも水族館というか正確には「日本海洋生態系保存研究機構」にお弁当を持って行ってましたが、こういう陽気の時はサードチルドレンも、お弁当持って花見にいくんだろうなあ


「このバカァシンジ!何が花見よ」

「いてて、アスカ。そんなに叩くなよ。痛いだろ」

「なーにが痛いよ!私の心の方が痛いの」

「あっ!アスカが酔っぱらってる。まずいよ、加持さん」

「おかしいな。アニメの放送コードだってあるし。第一、これ瓶は酒瓶だけど中身はお茶だからな」

「そうよ!酔ってるんじゃなくて酔ってる振りよ!このたくあんだって美味しい卵焼きの積り。この大根だってかまぼこの積り。お茶だってお酒の積りで飲んでるのよ。そうしないと、素面じゃこの嫌な世界生きてるわけないじゃない」

「アスカ。そうでもないぞ。嫌な世の中だって住めば都っていうからな」

「なーにえらそうに言ってんのよ。スイカ作るしか能がないくせに」

「加持さん、お茶けで酔っぱらってるアスカなんて無視すればいいよ。それよりレイ。レイも折角加持さんが持って来てくれたんだから、このお茶を飲めばいいと思うよ」

「ありがとう碇君。・・・碇君、今年はNERVもいい事があると思うわ」

「えっ?どうして」

「だって、酒柱が立ってるもの」


とここまで書いてあまりの出来の悪さに自己嫌悪・・・


この後、調子があがってくれば大丈夫!多分。