今日の一杯 札幌ラーメン 前川 (vol.312)


THE・昔ながらの中華そば





都内で現存するこういった風情の店の中で最も評判の良いのはこちらのお店かもしれません。

お手本のような昭和のラーメンを提供する前川さん、恵比寿と書いてお洒落と読む、くらいに瀟洒な街なイメージがありますが、こじゃれまくって混雑した海南鶏飯の店の向かいには時が止まったまで後一歩のお店が鎮座しています。





店名:札幌ラーメン 前川

住所:〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-22-10 ※恵比寿駅徒歩約7分

営業時間:11:00~14:00

定休日:日曜、祝日

※11:00~14:00、携帯使用禁止


本来お店の営業は夜までだったのですが、店主か夫人が体調を崩したかで短縮営業になっています、そして現在は営業中=携帯禁止期間となっていて、当然この写真もデジカメで撮影をしていますし、事前に調べていたので携帯は一度も出すことはしませんでした、周囲はほぼすべて常連のようで誰も携帯をいじって怒られているシーンは見かけませんでした。


ようは、ランチ時で狭い店内だからさっさと出すからさっさと食って出ていけ、というのが理屈です、狭い店内は閉店少し前の時間でも満席で並びこそ出ないものの常に人で埋まっていました、広い店で珈琲出したりしていれば長居も許容できましょうが、そういった要素が全くなく、後述しますが、ありえない安さなので回転をあげないと採算が取れないでしょう。


携帯いじってダラダラする客を排斥したくなる気持ちはわかりますし、ちゃんと店内に張り紙もあるので見て対応するのがベターでしょうね。


間違っても味に集中してほしいから、とかの意識が高い店ではありません、敷居も意識も値段も高くはありませんでした。


胡椒と化調が利いた僕の母親は好きそうな味です。




醤油ラーメン ¥430


430円!?


4回しかアイカツできない金額ですね、スタバでグランデ頼むくらい、牛丼チェーンで並に生卵つけるくらいの金額です。


店名にある札幌ラーメンにするとニンニク風味がたされ全く別物になるようです、そして少し値段も上がります。


さんざん高いものも食べているのとチェーン店の存在でどうしても値段だけのインパクトは薄いのですが、味込みで驚いたので記事になっています。


もちろん無化調でブランド地鶏を使用した清湯系醤油ラーメンと単純比較してかなうわけではありませんが、懐かしさみたいなものや昭和感みたいなもの、そして立地やら何やらいろいろなことをひっくるめていったときに、今ならちょろり、おおぜき、の次に恵比寿で食べるラーメン屋なのかもしれないなぁ、としみじみ思っていました。


この感じのお店で豪徳寺にある満来というお店(25年くらい前はラーメンが200円、今は250円なはず)があって25年くらい前はよく行っていたのですが、最近は店主がかなりご高齢ということで休業なのかほぼ営業しない不定休なのかが不明な状態になってしまっています。


その満来に印象がとても近いのですが、やはりそこよりこちらの方がトータルおいしかったし食べごたえがありました。


このお店も25年後にはやってないだろうな、などと考えていたら物悲しくなりましたが、可能な限り長く営業していってもらいたいものです。



さぁ~て、この次も、サービス、サービスゥ!

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